忍者ブログ
ようこそ我が家へ
[19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11] [10] [9]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

時はそう遠くない未来。

錬金術の大成、それによるエネルギー問題等の解決、そして人口爆発。

人は住む場所を求め木を伐り、山を崩し、海を埋めた。

勉強は殆どの子供がパソコンを通した通信制のものとなり、かつての学校は改装されアパートとなっていた。

大人の働く会社も土地不足により形が無くなり、家に居ながら情報のやり取りのみ行うものが殆どになった。

いまやインターネットは急速に発展し、いまや使用世帯数は0コンマ0001の位を四捨五入しても10割になるほど全世界の家庭に浸透していた。

そうして外に出なくなったヒトの暇つぶし、ストレス発散の場として求める場所はすでにリアルには無かった。

場所を取らず、出向く必要も無く、かつ手軽に遊ぶことの出来る遊び、ネットゲーム。

近年では凝ったものが多く、視覚、触覚、聴覚等五感の一部をゲーム内のキャラに投影するという物まで登場した。

 

そんな中、一人の男が何気なく思った。

どうにかこのゲームを使って人口を減らすことは出来ないだろうか。

何故思ったのか、それは誰にも分からない。もしかしたら神の啓示だったのかもしれないし、逆に悪魔の囁きだったのかもしれない。

しかしそんなことは気にせず男は思案を続けた。

そういえば昔、テレビから強い光が発せられ、それにより子供が倒れるというニュースを聞いたことがある。

それを強化、応用すれば簡単に大量の人間を殺す、若しくは脳に致命傷を与えることが出来るのではないだろうか。

しかし、無差別に殺すというのはやはり忍びない。殺すなら・・・そう、無能、拙劣、卑小な者がいい。

なら、どうやって有能無能、優秀拙劣、尊大卑小の区別をつける?

簡単だ、ゲームの勝者が有能で優秀で尊大なのだ。

 

そうして数ヵ月後、彼の計画は実行に移る。

しかし、いきなり実戦というのもやはり自信が無い。

そこで、まずはテストプレイということでランダムに1000人ほど抜き出すことに決めた。

無論、敗者に待つのは死というのは変わらないし、敗者のPCは敗北時に自動で内部データが全て破損、修復不可になるよう作ってあるのでアシがつく心配も無い。

時は満ちた。

ソースを最初から全て確認。

インターネットにアップ。

ランダムメールを発信。

 

そして彼の計画は始まった。明確な自分の行動原理も分からないまま。

PR

コメント
改定版ナリヨ
ということで、こちらに移って最初の書き物ですね。
といっても旧ホムペのThe azureを書き直したものなんですがw
週若しくは隔週で1更新くらいのペースでいけたらなぁなんて思ってます
【2006/09/03 00:36】 NAME[うぉる君] WEBLINK[] EDIT[]
無題
おkkkkkk
wktkしながら待つぜええええ
リレー小説でふにゃふにゃ文章追加してたのに
【2006/09/03 00:42】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
(07/11)
(05/31)
(05/30)
(05/30)
(05/29)
最新記事
(06/20)
(06/16)
(06/15)
(06/13)
(06/12)
最新TB
プロフィール
HN:
うぉる
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析